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おいしい音たち

西スマトラの思い出 その1

テレビを見るたび、信じられない光景に唖然とします。
海の恵みで生きている人たちが、海の力で奪われるとは、なんと
残酷なことです。

私は10年ほど前、財団法人PHD協会主催のスタディツアーに参加して、
西スマトラ地区を訪れたことがあります。
「スマトラ沖地震」と言われている割には、スマトラ島の状況は
あまり報道されていないため、歯がゆい思いです。
報道されないのは、観光客があまり行かない場所であるせい
かもしれません。


PHD協会は、インドネシア、タイ、パブア・ニューギニアなど、
アジア諸国の人材育成のために活動しています。
研修生を各国から呼び、日本国内にて農業、漁業、保健衛生などの
研修を受け、帰国後はその成果をいかして地域に貢献できるように
する、という事業です。

スタディツアーは、これら研修生のいる村々を訪問するという企画
で、ホームステイもあり、現地の方々との交流、日本から戻っている
研修生の方々との交流は、私の中で大きな体験として、今でも
大切な思い出となっています。

特に、研修生の方々は、日本で1年間生活しているので日本語が話せた
ため、通訳など介さずいろいろ語り合うことができました。
今まさに、ここで生活している方の言葉は、何よりも説得力があるもの
でした。

この経験で得たことは、いつかどこかでフィードバックしたい、そう
思いながら10数年経ってしまいましたが、今回の地震報道で、あの
海沿いの村はどうなったのだろう、すこしでも村に利益をもたらすために
がんばっていた、研修生の方々はど無事なのか、非常に気になってます。


これを機会に、スマトラでの思い出を続けて、ここに書いていきたいと
思います。
自分があの時何を見たのか、何を得たのか、もう一度整理してみたいと
思います。


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